同じ月。

　
　　　去年と同じ今を送ることはできないけれど、
　　　去年と同じ夢を描くことはできる。
　　　
　　　それだけがこれからの救いになるのだとすれば
　　　それでいい。
　　　
　　　去年の今頃は今年の夏、登るだなんて思わずに、
　　　夕日が沈む富士山を見に行った。　

　　　未来が富士にかかる夕日のように明るく、神々しくて、
　　　心を躍らせて、いつまでも先の話をした。　　　
　　　いい大人が、まるで子供に戻ったかのように。

　　　私たちの未来は明るい。
　　　どんなに苦難があろうとも、
　　　苦しみよりもきっと幸せをかみ締める日々のが多いはず。
　　　
　　　そんな風にして小さな夢を増やしてゆこうと思う。　


　　　12月。本当にあっという間に過ぎていきますね。
　　　すてきな冬の日々をお過ごしください。

『風の旅人』

　　
　　　雑誌『風の旅人』が休刊になりました。
　　　ご存知の人も多くいらっしゃるとは思いますが、
　　　世界各国、様々な土地の紹介をしていた雑誌です。
　　　と、書くとなんだかガイドブックのようですが、それとはまったく違うもので、
　　　もっともっと、その土地に暮らす人々のリアルな表情や、
　　　その土地に伝わる物語を多くの写真と生々しいほどの文章で伝える雑誌。
　　　
　　　『放浪とは、地理上の世界をあれこれ歩き回ることに限らず、
　　　　既存の価値観に自分を追従させることができず、
　　　　あれこれと足掻きながら彷徨い、自分のまなざしでモノゴトをみつめ、
　　　　自分なりの世界との付き合い方を体得していくプロセスのことだと思う。』
　　　と、編集長は書き綴っています。
　　　
　　　毎日忙しくして、どこかに行く時間やお金に余裕がなくても、
　　　日々の生活の中で取れる、読書や芸術鑑賞などの時間で
　　　人はいつだって、どこにだって思いを馳せて飛んでゆける。
　　　その思いは新たな発見と発想を生み出し、新たな価値観をも生み出す。
　　　
　　　だとすれば、頭や心を休めることも、それほど難しくないのかもしれませんね。

きょうの夕日

　　　きょうの夕日がとても綺麗でした。

　　　この瞬間を撮りたいと思わせるような夕方の空でした。
　　　
　　　　直前ってのは美しいです。
　　　　朝になる直前。
　　　　夜になる直前。
　　　　花が咲く直前。
　　　　泣き止む直前。
　　　　花嫁になる直前。

　　　　それはどこか危うさを秘めているように思えてしまうからかもしれません。

自然：nature

　　　自然が怒っているのだろうかと思う。
　　 ３月の大きな地震。　そして先日の台風による大きな被害。

　　　自然が豊富な場所に行くと、とても穏やかな気持ちになる。
　　　昔からどこにでもあったその安らぎの場所を、
　　　人間は自らの手で壊してきた。
　　　その結果が、この自然災害だとしたら、
　　　私たちは生きていても許されるのだろうかと思う。

　　　＊＊＊

　　　I think whether nature will be angry.
       A big earthquake of March, and it's the big damage of the typhoon of the other day.
　    When I go to the place there are a lot of nature, I feel very calm.
    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 The place  of the ease there was anywhere since a long time ago.  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 We broke it by ourselves.
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  If the result is this natural disaster,I think whether  it will be permitted even  if we live.
　　　

プレゼント

　　　『ありがとう』がたくさんつまった１日。

　　　人に恵まれたと感じた１日。

　　　自分と向き合う１日。

　　　どんな場所でも、どんな時間でも、

　　　素敵で、素晴らしい景色は共有したい景色。

　　　だからここに。


　　　２０１１年８月６日。
　　　竜ヶ岳にて。